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医療トピックス

2023.9.26

運動と上手く付き合おう! ②管理栄養士の視点から

腎運営推進部 サポートセンター
栄養チーム  林 桃子

しっかり食べて、エネルギー確保

透析患者さまは食事制限や透析での除去などにより、筋肉や体脂肪が減少しがちです。
たんぱく質やエネルギーが消耗している状態で運動をすると、余計に筋肉量が減ってしまいます。そのため、日頃から朝・昼・夕の3回の食事において主菜1品を目安に食べるようにし、たんぱく質の過不足がないようにしましょう。

また、たんぱく質の利用効率を低下させないように、ご飯やパンをしっかり食べてエネルギーを確保することも大切です。

このように普段の食事でしっかりとたんぱく質・エネルギーを摂取した上で、運動直後に運動で消費したエネルギーやたんぱく質を補給すると、筋肉量の維持・増量につながります。

例えば、体重60 kgの方が速歩を30分行った場合、エネルギー160 kcal程の補食(ツナサンドイッチ1切れ、鮭おにぎり1個など)が目安です。
運動時の水分補給でお馴染みのスポーツドリンクや経口補水液500 mL中には、カリウムがバナナ1 本分、食塩が梅干し中1 個分と同じ量が含まれています。そのため、基本的には水や麦茶、ウーロン茶などで水分補給をすることがお勧めです。

補食量や水分量については、主治医の指示量に従ってください。

 

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