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お役立ちコラム

栄養部だより

2017.3.22

食事療法の大切さ

横浜第一病院
栄養部

「えっ? 栄養指導? 食事制限? いやだなぁ…」
患者さまから頻繁に頂戴する、率直なご意見です。同じようにお考えの方は多いのではないでしょうか。
人によっては苦痛を伴う食事療法。なぜ、やらなければいけないのでしょうか。
腎臓の働きの一つである『からだで不要となった血液中の老廃物を尿として体外に出す』こと。この機能が十分ではなくなった時に透析を導入するのですが、問題は『決まった時間・決まった量』しか血液をきれいにできないということです。つまり老廃物が多すぎてしまうと、きれいにしきれず残ってしまうということです。そのため『からだに必要な栄養を摂りながら、それでいて摂りすぎないようにする』という何とも難しいことになるのです。

「じゃあ、いったいどうすればいいの?」

ごもっともです。
たくさん食べる方、少食の方、料理が苦手な方、外食が多い方。また夜勤のある方、旅行に行く機会の多い方、重労働の方など…患者さまの生活背景は十人十色です。好き嫌いやアレルギーの問題もありますので、これを用意してこれを食べて下さいと、一律に押し付けても食事療法は長続きしません。
食事は毎日のことでもあり、一生のことでもあります。無理なく続けていけるよう嗜好や生活スタイルに合わせた調整方法を一緒に考えていきましょう。
また、特に問題なく経過している方も、定期的に食事内容の確認をしてみましょう。普段の食事をきちんと把握しておけば、一時的に体調を崩してしまっても、食事を整えるヒントがすぐに見つかります。
困ったことがあれば管理栄養士にご相談下さい。

 

【お役立ちクイズ:こんなときはどっち?】
「マグロのお刺身5切れ VS マグロの握り5貫」

お祝いの席に登場することの多いお寿司やお刺身。
どちらが食塩が少ないでしょうか?
同じお刺身の量を使ったと仮定して、比べてみましょう。

(答えは「病院食のご紹介」にあります)