2023.10.3
「時間栄養学」という言葉を耳にされたことはありますか?
近年、「いつ」「何を」「どのように」食べると健康維持により効果的か、という「時間栄養学」が注目を集めています。
特に朝食は、健康増進に大きな役割を果たしていることがわかってきました。日本人は成人男性の約15%、成人女性の約10%が朝食を食べる習慣がないそうです。皆さまの中にも朝食を食べない方や、軽く済ませてしまう方がいらっしゃるのではないでしょうか。これを機に、朝食改革に取り組んでみませんか?
朝食の役割
●体内時計のリセット
私たちの体には体内時計があり、日々代謝や内分泌のリズムを調整しています。毎朝きちんと体内時計をリセットすることで、体の不調を軽減させ、生活習慣病や肥満、がん、うつ病、老化などを防ぐことができるといわれています。朝日を浴びたり、しっかりと睡眠をとったり、規則正しい生活を送ることも大切ですが、朝食を食べることも体内時計をリセットする方法の1つです。
●朝のたんぱく質で筋肉増量
朝食を軽めに、夕食はしっかり食べるというご家庭も多いと思います。しかし、同じメニューでも朝食にしっかりたんぱく質を摂るほうが、夕食に摂るよりも筋肉がつきやすいという研究結果があります。これこそが時間栄養学です。効率よくたんぱく質を摂るために、朝食にも卵料理やツナ缶、冷奴、納豆など簡単に用意できる料理でたんぱく質をプラスしましょう!