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医療トピックス

2023.8.30

猛暑を乗り切ろう! 夏の水分摂取や食事対策

腎運営推進部 サポートセンター
栄養チーム 管理栄養士
副主任 髙橋 美枝

水分管理が難しい季節、熱中症が気になる方も多くいらっしゃると思います。だからといって、食塩や水分を気にせずにとると身体に負担がかかってしまいますし、極端な制限は、脱水や熱中症の恐れがあります。体重のチェックはいつも通りに行いましょう。今回は、透析患者さまに知っていただきたい水分補給や食事のポイントをご紹介します。

水分補給について
喉の渇きを潤すだけであれば、少しずつ水を口に含み、ゆっくり飲みましょう。
氷の利用もお勧めです。氷は噛まずに、なめるようにしましょう。氷1個は15~20 mLの水分量です。また、汗をかくと、ミネラルやビタミンが失われます。
水分補給にはミネラルが含まれ、リンやカリウムの含有量が少ないノンカフェインの麦茶がおすすめです。
冷たい飲み物はついゴクゴクと一気に飲んでしまいます。飲み物は冷やしすぎず、できる限り常温に近い温度で飲みましょう。
塩分の濃いものや、甘みの強い飲み物、菓子類は喉の渇きにつながるので避けましょう。

食事について
食欲がなく、冷たいものばかり食べていると胃腸の働きを低下させてしまいます。冷たいものばかりにならないよう注意しましょう。
麺類は塩分や水分が多く、かき氷やアイス、ゼリーなどは水分が多く含まれますので、とりすぎないようにしましょう。また、素麺だけなどの単品料理では、カロリーやたんぱく質不足になるので、市販惣菜や電子レンジ調理などを上手に利用し、欠食することなく、しっかり食事をとるようにしましょう。

 

上記以外にも日頃から運動をしたり、休息・睡眠をしっかりとることも大切です。体調管理に気を付けて、今年の夏も楽しい思い出をいっぱい作りましょう!