2026.4.16NEW

善仁会グループでは、超音波装置を用いた「エコーガイド下穿刺(以下、エコー下穿刺)」を導入し、グループ内全施設への普及に向け、取り組んでいます。エコー下穿刺導入にあたっては、各施設スタッフが横浜第一病院、吉祥寺あさひ病院にて、バスキュラーアクセスセンターの医師よりシャントに関する知識や、穿刺の仕組みについて、エコー下穿刺を行うために必要となる基礎知識を学ぶ機会を設けています。また、外来診察の様子やシャント作製からPTAの処置などの手術を見学し、患者さまとの関わりやシャント管理への向き合い方についてより専門的な知識を深めていきます。

図1 研修時の血管モデルでの練習
そして最後に、研修生が手技をしっかりと習得しているかをバスキュラーアクセスセンターの医師が確認して、研修終了となります。
機器の取り扱いやエコー下穿刺の手技については、「血管モデル」と呼ばれるさまざまな患者さまの血管を想定して作られた模型を用いて練習を行います(図1)。模型を用いた練習を何度も繰り返し行い、手技が定着したと判断された後、指導者立ちあいのもと、実際に患者さまにエコー下穿刺を行います(図2)。エコー下穿刺を実施した後は、手技の上達に向けた改善点についてフィードバックを行います。

図2 エコー下穿刺の様子
この研修制度を導入してから現在までグループ内の約70%の施設でエコー下穿刺が可能となっています。研修については超音波装置が配置されている施設を対象としており、今後全施設にてエコー下穿刺ができるよう、超音波装置の配置を含め準備を進めております。現在、エコー下穿刺ができるスタッフは約160名、臨床工学技士だけでなく看護師も含め、研修を進めております。エコー下穿刺は患者さまに穿刺による苦痛が軽減するメリットがございますので、全施設でのエコー下穿刺が可能となるよう、今後も取り組んでまいります。