2026.6.11NEW

夏に患者さまからよく寄せられるご質問について、Q&Aにてお届けいたします。今年の夏を、快適に過ごすヒントになりましたら幸いです。
熱中症や脱水が心配です。
いつもより多く水分をとった方がいいですか?

暑いからといって必要以上に水分をとると、透析間の体重増加量が多くなってしまうので、水分補給は普段どおりで構いません。体重増加の目安は、中1日でドライウェイト(透析時基本体重)の+3%、中2日で+5%ですので、こまめに体重を計って飲水量を調整しましょう。飲みものは一気に飲まずに一口ずつ飲んだり、氷を口に含んだりすると、飲水量を抑えることができます。熱中症対策としては、外出時は日陰を歩いたり、日傘や帽子を使って直射日光を避けたり、風通しのよい服装や冷却グッズで体に熱がこもらないようにします。自宅ではエアコンや扇風機などを利用し、快適に過ごしましょう。

汗をかいたときの水分補給は
スポーツドリンクがいいですか?
水分補給には、水や麦茶、烏龍茶などを選びましょう。スポーツドリンクにはナトリウムやカリウムなどが含まれており、食塩やカリウムのとりすぎにつながる可能性があるので避けた方がよいでしょう。汗からもナトリウムなどは失われますが、食事がしっかり食べられていれば、あえて飲みものからとる必要はありません。
暑くて食欲が落ちています。
冷たい麺類なら食べられそうですが、おすすめの食べ方はありますか?

麺類はエネルギーやたんぱく質が不足しやすい傾向があります。卵や肉、ツナ缶、豆腐などのたんぱく質食品といっしょに食べることを意識しましょう。麺つゆにごま油やオリーブオイルを加えるとエネルギーアップになるので、食欲が落ちているときにはおすすめです。ただし、麺つゆをつけすぎると食塩量が多くなるので注意してください。冷たい食べものや飲みものばかり口にしていると、胃腸が冷えて食欲低下や消化不良を招く原因になりますので、お酢や薬味でさっぱり食べられる料理を取り入れたり、温かい料理を組みあわせたり、常温の飲みものを飲むなどの工夫も大切です。