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医療トピックス

2020.8.10

保存期慢性腎臓病患者さまの食事療法を成功させるために

横浜第一病院 院長
吉村 吾志夫

慢性腎臓病は、新たな国民病と言われるほど多くの方が罹患されています。その原因には非常に多くのものがありますが、腎疾患の進行を遅らせたり停止させるために共通する治療法として、食事療法は非常に強力なものとなります。

【食事療法を、正確に行うためのポイント】
① 医師と管理栄養士の指導のもと実行する。
② 自分の病態を正確に知り、よく理解する。
③ 食事記録を正確につけ、食品成分表を使って栄養価計算する。
④ 24時間蓄尿の検査でたんぱく質と食塩の摂取量を正確に確認する。

【食事療法を、継続させるポイント】
① 嫌いなものは無理して食べず、好きなものを食べる。
② おいしく、かつ楽しく食べる工夫をする。
③ 自分の味覚を主張する。

具体的には治療用特殊食品を利用することが重要です。
特に『でんぷん製品』『たんぱく調整食品』を積極的に使用することで、おかずが豊かになりバラエティに富んだ献立ができます。
そして、食事療法の成果を検査データで確認し続けることが重要になります。

 

 

新横浜第一クリニックでは、腎臓内科外来にて保存期慢性腎臓病患者さまの栄養相談を随時受付けております。
お一人おひとりに合うオーダーメイドな食事療法をご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。