2021.6.18
時間をかけて行う、4時間(以上)の透析は、統計的に生命予後良好と示唆されています。これを前提としますと透析患者さまの疾患、訴えの多くに心不全、高血圧(透析後低血圧)、“かゆみ”があります。
梅雨から秋口にかけて暑い日が続くため塩分、水分摂取量に注意が必要です。治療のたびにドライウェイトまで除水できない、短時間で無理に除水をしようとする場合に心臓に負担がかかり、心不全に至ることもあります。
また秋から冬、そして春先にかけては、食べ物のおいしい時期と言われています。鍋料理などは塩分と水分の摂取量が多くなる可能性があります。ただし冬でも水分
摂取を控えすぎての脱水を耳にしますので注意が必要です。この時期に流行するインフルエンザについても透析不足による免疫能低下が懸念され、重症化するリスクが高いと言われています。十分な手洗い、うがいと同様に十分に時間をかけて透析を行うことも必要です。
“かゆみ”については1年を通して訴えをよく耳にします。汗はすぐに拭う、適度な保湿、時間をかけた透析により予防できると言われています。このように疾患、訴えは1年を通して総合的に判断するとともに時間をかけた透析で改善することがあります。主治医およびお近くのスタッフとよく相談していただけると幸いです。