2018.1.30
いざという時に備えて知りたい! 知っておきたいこと。
万が一、災害に遭ったときの「どうすれば?」にお答えします。
Q.治療中に停電や地震など災害が起こった場合、私たち患者はどうしたらいいですか?
A.
地震発生時はまず揺れが収まるまで布団を頭にかけてご自身の身を守ってください。揺れが収まり次第、避難が必要か判断いたします。停電時には、電力復旧が見込まれ透析治療が続行可能か、中断するか医師が判断し、施設スタッフが患者さまにお伝えします。透析装置は、内部バッテリーにて20~30分程度血液ポンプが動作するようになっております。いずれの場合も落ち着いてスタッフの指示に従ってください。
Q.災害時の避難場所がどこか、施設ごとに決まっているのですか?
A.
地域での割り当てに沿って、各施設で避難場所を定めています。「避難場所」には一時的に集まる「一時(いっとき)避難場所」、広域火災に備えた「広域避難場所」などがあります。災害の種類(地震・風水害・土砂災害等)により、指定が異なる場合もあります。
避難場所の地図をお配りし、災害手帳に挟むように患者の皆さまにお願いしている施設もあります。詳細については防災訓練の際にも、場所についての説明があるかと思います。施設から案内があった際には、ぜひご家族にもご周知ください。また、大規模災害時にはご家族と連絡が取れなくなることも考えられますので、「こういう時にはここに行く」と家族で話し合い、災害時の行動を決めておきましょう。