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透析治療を知る

治療方法

  • 血液透析(HD)とは?

    現在、最も広く行われている方法で、全国で慢性透析患者さまの324,986名のうち79.5%もの方が血液透析を受けています(2015年12月現在)。

    血液透析というのは、血液と透析液とが半透膜という薄い膜を介して、不要物質と必要物質を出し入れしながら血液の汚れを徐々に薄めていく方法です。

  • 血液濾過(HF)とは?

    血液濾過は、透析液を使用しないで効率の良い濾過器(高性能膜)を使い、尿毒症の元となる物質を含んだ20ℓ もの体液を捨てて、代りにこれに見合った量の新しいきれいな補充液を血液側に入れていく方法です。血液透析より分子量の大きい物質まで濾過します。

    洗濯にたとえると、洗濯物から出た汚れた洗い水を捨てて、すすぎ水を入れるのと似ています。しかし血液濾過では、血液透析に比べ小分子量物質を十分に取り除くことができないことや、補充液に費用がかかるという欠点があります。

     

    ※小分子量物質:尿素やクレアチニン、メチルグアニジン、水、ナトリウム、カリウム、無機リン、尿酸など

  • 血液透析濾過(HDF)とは?

    血液透析濾過とは、血液透析の小分子量物質、血液濾過の中分子量物質を取り除く両方の機能の良さを組み合わせたものです。血液透析(HD)に次いで、全国の慢性透析患者さまのうち17%の方々が受けておられます。血液濾過では1回に20ℓ程度の補充液が必要ですが、血液透析濾過ではその半分(10ℓ 程度)で済みます。

    さらに最近は、補充液の代わりにきれいな透析液を補充液として使用するオンライン(on-line)HDFが行われるようになりました。

  • オンライン(on-line)HDFとは?

    オンラインHDFとは、透析液供給装置から送られた透析液の一部を抜き取り、補充液として血液回路へ注入し、残りの透析液をダイアライザーへ送る血液透析濾過(HDF)です。従来型であるオフライン(off-line)HDFに近い治療効果が期待できます。

    清浄化した透析液の使用が大前提で、無菌化した血液回路に注入する際、透析液・補充液ラインに微粒子除去フィルタを用います。平成22年より実施可能となりました。

  • 直接血液吸着(DHP)とは?

    活性炭を充填させた血液吸着カラムに直接血液を流し、血液の有害物質(特にアンモニアなど)を吸着し、きれいにする方法です。薬物中毒や肝不全の治療に用いられます。
    また、近年は慢性炎症性腸疾患である潰瘍性大腸炎の治療として特殊なフィルターに白血球を吸着させるGCAP(顆粒球除去療法)、LCAP(白血球除去療法)を導入しております。中等度以上の症状に対して60~70%の効果を挙げています。

  • 血漿交換(Plasma exchange)とは?

    病気の元となる物質が含まれていると考えられる血液成分中の血漿成分を、正常な血漿に置き換えるために行われる治療法です。

    劇症肝炎、膠原病など難病の治療に用いられます。