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医療トピックス

2022.11.3

医師の視点から ~巡回シャントエコーへの取り組み~

上永谷クリニック
院 長 太尾 泰雄

血液透析を行っている患者さまにとって、その治療を維持していく上でバスキュラーアクセス(内シャント)の管理は非常に大切です。そのため、当クリニックでも、毎月各クール1回ずつ巡回シャントエコー検査を行っています。当院にご通院希望の患者さまが見学にいらした際には、患者さまご自身、そしてご家族にもシャントを見て、触って、聴診器でシャント音を確認していただき、その大切さをお話しています。

ご転入後に透析治療の前後でスタッフがシャントの状態を確認するのはもちろんですが、それだけではわからない狭窄等の血管病変に対し、ご転入後なるべく早い時期に巡回シャントエコー検査を行い、シャントの状態を評価し、早期の発見・治療につなげています。狭窄を認めるものの、まだ治療の必要がない場合は定期的な巡回シャントエコー検査にて病変の経過観察を行い、治療が必要な病変が見つかった場合は、横浜第一病院のバスキュラーアクセスセンター(以下、VAC)などで治療を行ってもらっています。

現在、各クール毎月1回の巡回シャントエコーが定例となっているため、患者さまは検査スタッフを「シャントの先生」と慕ってくださり、信頼を寄せてくださっています。今後も巡回シャントエコー検査を継続し、VACと連携しながら患者さまの大切なバスキュラーアクセスを管理していきたいと思います。